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アプリを使用したグローバル変数の型と初期値の指定

グローバル変数の型定義を指定する理由

MATLAB®アルゴリズムでグローバル変数を使用する場合は、プロジェクトをビルドする前に、グローバル変数ごとにグローバルな型の定義と初期値を追加しなければなりません。グローバル データを初期化しなかった場合、アプリは、MATLAB グローバル ワークスペース内で変数を探します。変数が存在しない場合、アプリはエラーを返します。

墨西哥人関数について,グローバルデータを使用する場合は,MATLABと MEX 関数の間でこのデータを同期するかどうかも指定しなければなりません。

グローバル変数の型の指定

  1. 次のいずれかの方法を使用して、各グローバル変数の型を指定します。

  2. 各グローバル変数の初期値を定義します

グローバル変数に型の定義と初期値を指定しない場合は、同じ名前、適切なクラス、サイズ、実数/複素数および値をもつ変数を MATLAB ワークスペース内で作成しなければなりません。

例によるグローバル変数の定義

  1. 定義するグローバル変数の右側のフィールドをクリックします。

  2. [例で定義]を選択します。

  3. グローバル名の右にあるフィールドで、必要なクラス、サイズ、実数/複素数をもつ MATLAB の式を入力します。MATLAB Coder™ソフトウェアは、この式のクラス、サイズおよび実数/複素数の値をグローバル変数の型として使用します。

  4. オプションで、グローバル変数のサイズを変更します。変更する次元をクリックし、たとえば10のようなサイズを入力します。

    以下を指定できます。

    • 固定サイズ。この例では、10を選択します。

    • 指定された制限までの可変サイズ。:プレフィックスを使用します。この例では、入力が最大10までのサイズで変化する可能性があることを指定するために、:10を選択します。

    • :Infを選択すると、可変サイズの制限がなくなります。

グローバル変数の型の定義または編集

  1. 定義するグローバル変数の右側のフィールドをクリックします。

  2. オプションで、数値型に[複素数]を選択すると、パラメーターが複素数型になります。既定では、入力は実数です。

  3. グローバル変数の型を選択します。たとえば、[double]などです。

    既定では、グローバル変数はスカラーです。

  4. オプションで、グローバル変数のサイズを変更します。変更する次元をクリックし、たとえば10のようなサイズを入力します。

    以下を指定できます。

    • 固定サイズ。この例では、10を選択します。

    • 指定された制限までの可変サイズ。:プレフィックスを使用します。この例では、入力が最大10までのサイズで変化する可能性があることを指定するために、:10を選択します。

    • :Infを選択すると、可変サイズの制限がなくなります。

グローバル変数の初期値の定義

型を定義する前の初期値の定義

  1. グローバル変数の右側のフィールドをクリックします。

  2. [初期値の定義]を選択します。

  3. MATLAB 式を入力します。MATLAB Coderソフトウェアは、グローバル変数の値として指定した MATLAB 式の値を使用します。初期値を定義する前にグローバル変数の型を定義していなかったので、MATLAB Coderはグローバル変数の型として初期値の型を使用します。

    グローバル変数が初期化されたことが表示されます。

    初期値を定義した後にグローバル変数の型を変更する場合は、初期値を再定義しなければなりません。

型を定義した後の初期値の定義

  • 事前定義されたグローバル変数の型フィールドをクリックします。

  • [初期値の定義]を選択します。

  • MATLAB 式を入力します。MATLAB Coderソフトウェアは、グローバル変数の値として指定した MATLAB 式の値を使用します。

    グローバル変数が初期化されたことが表示されます。

グローバル変数の定数値の定義

  1. グローバル変数の右側のフィールドをクリックします。

  2. [定数値の定義]を選択します。

  3. グローバル変数の右にあるフィールドに MATLAB 式を入力します。

グローバル変数の削除

  1. グローバル変数を右クリックします。

  2. メニューから[グローバルの削除]を選択します。