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event.hasListener

イベントのリスナーが存在するかどうかを判定

説明

tf= event.hasListener(src,EventName)は、オブジェクトsrcにある指定のイベントにリスナーが存在する場合にtrueを返します。その他の場合はfalseを返します。srcが配列の場合,event.hasListenersrcと同じサイズの logical 配列を返します。

srcのクラスは、指定されるイベントを定義するか、継承しなければなりません。srcが異種混合配列である場合、指定されるイベントがその配列のクラスに存在しなければなりません。event.hasListenerでは、イベントが異種混合配列内の一部のオブジェクトによって定義されていますが、すべてのオブジェクトでは定義されていないため、そのリスナーを検出できません。

event.hasListenerは、event.listenerオブジェクトのEnabledプロパティの値に従います。リスナーのEnabledプロパティがfalseに設定されている場合、event.hasListenerはそのリスナーについてfalseを返します。

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オブジェクトsrcMyEventのリスナーが存在するかどうかを判定します。

tf = event.hasListener(src,'MyEvent');

tftrueの場合、イベントMyEventsrcに 1 つ以上のリスナーが付与されています。

入力引数

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イベント ソース。スカラーまたはオブジェクトの配列として指定します。イベント ソースは、リスナーが付与されているオブジェクトです。

イベント名。char配列として指定します。

出力引数

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指定されたオブジェクトの指定イベントにリスナーが存在する場合はtrue。リスナーが存在しない場合はfalse

データ型:logical

制限

  • event.hasListenerには、対象とするイベントのNotifyAccessが必要です。

  • event.hasListenerは、事前定義されたプロパティ イベントPreSetPostSetPreGetPostGetでは機能しません。

  • event.hasListenerは、事前定義された動的プロパティ イベントPropertyAddedおよびPropertyRemovedでは機能しません。

  • event.hasListenerはユーザー定義イベントのみで使用してください。

バージョン履歴

R2016a で導入