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ginput

座標軸上の座標の特定

説明

[x,y] = ginput(n)を使用すると、直交座標軸、極座標軸または地理座標軸内のn点の座標を特定できます。点を選択するには、カーソルを目的の位置に移動し、マウス ボタンまたはキーボードのキーを押します。n点すべてを選択する前に停止するには、Returnキーを押します。MATLAB®は選択した点の座標を返します。座標軸がない場合、ginputを呼び出すと直交座標軸オブジェクトが作成されます。

[x,y] = ginputを使用すると、Returnキーを押すまで、無制限の数の点を選択できます。

また、[x,y,button] = ginput(___)を使用すると、各点の選択に使用したマウス ボタンまたはキーボードのキーが返されます。

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ginputを使用して,座標軸のセットにある4つの点を特定します。各点を選択するには、カーソルを目的の位置に移動して、マウス ボタンまたはキーを押します。

[x,y] = ginput(4)

x = 0.3699 0.4425 0.5450 0.6130 y = 0.6690 0.5605 0.4719 0.6025

点をプロットします。

plot(x,y);

ginputを使用して、座標軸のセットにある 5 つの座標を特定します。各点を選択するには、カーソルを目的の位置に移動し、マウス ボタン、小文字、大文字、数字、またはスペース バーを押します。各点を選択するために使用したマウス ボタン、またはキーの ASCII 番号を返します。

[x,y,button] = ginput(5); button
button = 3 104 32 51 82

この例の座標の特定には、マウスの右ボタン (3)、小文字h(104)、スペース バー (32)、数字3(51)、大文字R(82) が使用されました。

地理座標軸を作成し、4 点の緯度座標と経度座標を特定します。その後、特定した点をプロットします。

geoaxes [lat,lon] = ginput(4);

hold onコマンドと関数geolimitsを使用して、マップの範囲を維持します。特定した点をプロットします。

holdongeolimits('manual') geoscatter(lat,lon,'filled','b')

入力引数

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特定する点の数。正の整数として指定します。

出力引数

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特定した座標の最初の成分。スカラーまたは列ベクトルとして返されます。

  • 直交座標軸の場合、値はx座標です。

  • 極座標軸の場合、値はシータ角度です。シータ角度の範囲は[tmin, tmin+2*pi]です。ここで、tminは極座標軸のThetaLimベクトルにおける最初の値です。角度は、ThetaDirプロパティで指定された方向のゼロ角度の位置から測定されます。ゼロ角度の位置はThetaZeroLocationプロパティで指定されます。

  • 地理座標軸の場合、値は緯度です。正の値は北緯、負の値は南緯に対応します。

座標軸の範囲外の点を選択した場合、値の基準は直交座標軸と地理座標軸の原点になります。極座標軸の場合、値の基準はThetaZeroLocationです。

特定した座標の 2 番目の成分。スカラーまたは列ベクトルとして返されます。

  • 直交座標軸の場合、値はy座標です。

  • 極座標軸の場合、値は半径です。各半径の値はrmin以上です。ここで、rminは極座標軸のRLimベクトルにおける最初の値です。

  • 地理座標軸の場合、値は経度です。正の値は原点の東側の位置、負の値は原点の西側の位置に対応します。

座標軸の範囲外の点を選択した場合でも、値は座標軸の原点を基準にして返されます。

点の特定に使用したキーまたはマウス ボタン。スカラーまたは列ベクトルとして返されます。マウス ボタンは、左ボタンが 1、中央ボタンが 2、右ボタンが 3 でそれぞれ表されます。ダブル クリックは 2 つの値で表されます。最初の値は、左マウス ボタンが 1、中央マウス ボタンが 2、右マウス ボタンが 3 です。2 番目の値は 1 です。

キーボードのキーは、対応する ASCII 番号で表されます。画面上のタップは 1 で表されます。

たとえば、ginputを呼び出し、中央マウス ボタンを使用してクリックし、右マウス ボタンを使用してダブルクリックしてから、Enterキーを押します。出力buttonは、231を含むベクトルです。

[~,~,button] = ginput
button = 2 3 1

参考

関数

R2006a より前に導入