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クラスに特定のメソッドを実装して,オブジェクトの保存と読み込みの処理をカスタマイズします。これらのメソッドにより,バージョンの互換性を高め,初期化の依存関係を避け,読み込んだオブジェクトの機能を復元することができます。
MATLAB®は,読み込まれたオブジェクトが既知の状態になるよう,保存操作と読み込み操作でオブジェクトを処理します。
保存と読み込みのプロセスを変更して,クラスのバージョン互換性を実現します。
これらの基本的なプログラミングパターンを使用して,カスタムの保存プロセスと読み込みプロセスを実装します。
クラス定義でプロパティの既定値を指定すると,同じクラスの複数のオブジェクトを保存するときに垫ファイルのサイズを削減することができます。
クラス定義へのプロパティの追加に際して既定値を使用すると,以前のバージョンで定義されたオブジェクトが,読み込みのときに必ず適切な値をもつようになります。
オブジェクトデータを保存してグラフィックスオブジェクトを再作成
垫ファイルにグラフィックス階層全体を保存するより,データおよび作成しなおしたグラフィックスを保存するほうが効率的です。
依存プロパティの设置メソッドを定義して,初期化の順序依存を回避します。
非表示の依存プロパティを使用して,クラスの互換性を保持します。
ConstructOnLoad
を有効にすると,loadobj
メソッドを実装しない場合でもコンストラクターでのオブジェクトの変更ができるようになります。
クラスは,クラス階層のスーパークラスにより定義されたloadobj
メソッドとsaveobj
メソッドを,自らのloadobj
メソッドとsaveobj
メソッドから呼び出すことができます。
プロパティリスナーをloadobj
メソッドから復元することができます。