主要内容

このページの翻訳は最新ではありません。ここをクリックして,英語の最新版を参照してください。

オブジェクトの保存と読み込み

オブジェクトの保存と読み込み処理の最適化

クラスに特定のメソッドを実装して,オブジェクトの保存と読み込みの処理をカスタマイズします。これらのメソッドにより,バージョンの互換性を高め,初期化の依存関係を避け,読み込んだオブジェクトの機能を復元することができます。

関数

saveobj オブジェクトの保存プロセスの変更
loadobj オブジェクトの読み込み過程をカスタマイズ

トピック

オブジェクトの保存および読み込みの仕組み

オブジェクトの保存と読み込みのプロセス

MATLAB®は,読み込まれたオブジェクトが既知の状態になるよう,保存操作と読み込み操作でオブジェクトを処理します。

保存と読み込みのプロセスの変更

保存と読み込みのプロセスを変更して,クラスのバージョン互換性を実現します。

基本的なsaveobjとloadobjのパターン

これらの基本的なプログラミングパターンを使用して,カスタムの保存プロセスと読み込みプロセスを実装します。

保存と読み込みのカスタマイズ

保存されたオブジェクトの垫ファイルサイズの削減

クラス定義でプロパティの既定値を指定すると,同じクラスの複数のオブジェクトを保存するときに垫ファイルのサイズを削減することができます。

既定値によるバージョン互換性の改善

クラス定義へのプロパティの追加に際して既定値を使用すると,以前のバージョンで定義されたオブジェクトが,読み込みのときに必ず適切な値をもつようになります。

オブジェクトデータを保存してグラフィックスオブジェクトを再作成

垫ファイルにグラフィックス階層全体を保存するより,データおよび作成しなおしたグラフィックスを保存するほうが効率的です。

プロパティ初期化の順序依存を回避

依存プロパティの设置メソッドを定義して,初期化の順序依存を回避します。

クラスの互換性の保持

非表示の依存プロパティを使用して,クラスの互換性を保持します。

読み込み時のオブジェクトの初期化

ConstructOnLoadを有効にすると,loadobjメソッドを実装しない場合でもコンストラクターでのオブジェクトの変更ができるようになります。

クラス階層からのオブジェクトの保存と読み込み

クラスは,クラス階層のスーパークラスにより定義されたloadobjメソッドとsaveobjメソッドを,自らのloadobjメソッドとsaveobjメソッドから呼び出すことができます。

リスナーの復元

プロパティリスナーをloadobjメソッドから復元することができます。