remotecopy
トランスポート プロトコルを使用した、1 つ以上のリモート ホストとの間のファイルまたはフォルダーのコピー
構文
remotecopy <
flags
> <protocol options
>
説明
remotecopy <
は、トランスポート プロトコル (ssh など) を使用して、1 つ以上のリモート ホストから、あるいはそれらのホストに対して、ファイルまたはフォルダーをコピーします。複数のホストからコピーすると、ホストごとに個別のファイルが作成され、指定されたファイル名にホスト名が追加されます。flags
> <protocol options
>
次の表は、サポートされるフラグおよびオプションの説明です。同一のコマンド内で複数のフラグを組み合わせることができます。それぞれのフラグの前にはダッシュ (-
) を付けます。
フラグとオプション | 操作 |
---|---|
-local |
ローカル ホスト上のファイルまたはフォルダーの名前を指定します。 |
-remote |
リモート ホスト上のファイルまたはフォルダーの名前を指定します。 |
-from |
リモート ホストからローカル ホストにコピーすることを指定します。-from フラグまたは-to フラグのいずれかを使用しなければなりません。 |
-to |
ローカル ホストからリモート ホストにコピーすることを指定します。-from フラグまたは-to フラグのいずれかを使用しなければなりません。 |
-remotehost host1[,host2[,...] |
コピー先またはコピー元のホストの名前を指定します。ホスト名はコンマで区切り、空白は使用しません。これは必須の引数です。 |
-remoteplatform { unix | windows } |
リモート ホストのプラットフォームを指定します。このオプションは、ローカル プラットフォームと異なる場合にのみ必要です。 |
-quiet |
remotecopy が欠落した情報の入力を求めるプロンプトを表示しないようにします。必要な情報がすべて指定されていないとコマンドは失敗します。 |
-help |
このコマンドのヘルプ情報を出力します。 |
-protocol < |
特定のプロトコル タイプが使われるようにします。プロトコル タイプを必要なパラメーターすべてによって指定しても、対話型のプロンプトを回避して、スクリプトで使用できるようになります。 サポートされるプロトコル タイプは、 ある特定のプロトコル タイプに関する詳細情報を取得するには、次を入力します。 remotecopy -protocol 以下に例を示します。 remotecopy -protocol sftp -help |
< |
使用されているプロトコル タイプの特定のオプションを指定します。 |
メモ:
コピーのファイルのアクセス許可は、元のファイルのアクセス許可と同じになるとは限りません。
例
ローカル ファイルmjs_def.sh
を他の 2 台のマシンにコピーします (このコマンドは 1 行で入力します)。
remotecopy -local mjs_def.sh -to -remote /matlab/toolbox/parallel/bin -remotehost hostA,hostB
2 つのホストから同じ名前のフォルダーを取得してローカル マシンにコピーします (コマンドは 1 行で入力します)。
remotecopy -local C:\temp\log -from -remote C:\temp\mjs\log -remotehost winHost1,winHost2