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コールバックが実行されているオブジェクトのハンドル
h = gcbo
(h,图)= gcbo
h = gcbo
はコールバックが実行されているグラフィックスオブジェクトのハンドルを返します。
(h,图)= gcbo
は現在のコールバックオブジェクトのハンドルと,このオブジェクトを含む图のハンドルを返します。
MATLAB®ソフトウェアはコールバックが実行されているオブジェクトのハンドルを根のCallbackObject
プロパティに保存します。コールバックが別のコールバックに割り込む場合,MATLABはCallbackObject
の値を,割り込みを行っているコールバックのオブジェクトのハンドルで置き換えます。そのコールバックが完了すると,MATLABは割り込まれていたコールバックのオブジェクトのハンドルを復元します。
根のCallbackObject
プロパティは読み取り専用であるので,その値はコールバックの実行中は常に有効です。ルートのCurrentFigure
图のプロパティ,CurrentAxes
プロパティおよびCurrentObject
プロパティ(それぞれ関数gcf
、関数gca
および関数gco
によって返される)はユーザーによる設定が可能です。このためコールバックの実行中にそれらのプロパティが変更される可能性があり,特に別のコールバックによってそのコールバックが割り込まれている場合に変更される可能性が高くなります。したがって,これらの関数は,コールバックを実行しているオブジェクトを調べる場合には信頼性のある指示子ではありません。
任意のオブジェクトのCreateFcn
およびDeleteFcn
や,图のSizeChangedFcn
に対するコールバックルーチンを記述するときには,gcbo
を使用しなければなりません。これらのコールバックはルートのCurrentFigure
图のプロパティや,CurrentObject
プロパティまたはCurrentAxes
プロパティを更新せず,ルートのCallbackObject
プロパティのみを更新するためです。
コールバックが何も実行されていないとき,関数gcbo
は[]
(空行列)を返します。